最近、Facebookで「ブックカバーチャレンジ」が大流行中です。
「好きな本の表紙を一日一冊アップするのを七日間続ける」という企画で、タイムライン上で拡散しているのでどなたが最初の提案者なのか全然知らず、ルールも人によって違うというカオスな状態でしたが、僕に回ってきたのは下記のものでした。
●ブックカバーチャレンジとは?
「読書文化の普及」に貢献するためのチャレンジです。ルールは、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本についての説明なしに表紙だけの画像をアップして、毎日1人のFB友達を招待するものです(できれば)
「こういうチェーンメールのような取り組みには何であれ参加すべきでない」という意見も見ましたが、僕は面白そうなのでやってみました。
人が自ら「参加しよう」と判断して、こういう取り組みが広がっていくのなら歓迎してもいいんじゃないかと思います。
映画『ペイフォワード』の影響ですけど。
僕は初めての著作発売間近だったので、「自著を匂わせるブックカバー」を載せていくことにしました。
さらに「本についての説明なし」「毎日一人のFB友だちを招待」というルールも見なかったことにしたので、もはや全然違うチャレンジだったかも。
ふてぶてしい。
せっかく七日間のアップを終えたので、この記事にまとめておきます。
果して匂わせに成功しているでしょうか?
1日目
『ソロモン群島』
ガダルカナル島の戦いが行われていた1942年、朝日新聞社が一般向けに発行したソロモン諸島の解説書。
ソロモンの歴史や風土、開発状況などが載っていて、当時の認識が伺えます。
みつづみ書房の 三皷 由希子 さんが見つけて譲ってくださいました!
貴重な本をありがとうございます!
●おっとこの本といえば!
『ソロモン群島』とも関わりの深い、僕の著書が偶然にも5/12より発売されます!
『ソロモン諸島でビブリオバトル: ぼくが届けた本との出会い』(子どもの未来社)
匂わせていくスタイルだよ!
よかったら読んでください!
2日目
『ビブリオバトル非公式ガイドブック2』
SF文學振興会さんが編集された、ビブリオバトルの「非公式」ガイドブック。
第2弾となる今作は、関西のビブリオバトル団体の特集やビブラブカップルSPトークなど、気になる項目がてんこ盛り。
僕も実は写真だけこっそり載っています。
●ん?ビブリオバトルといえば…?
ビブリオバトルに関係している、僕の著書が5/12から発売になるらしいよ!
『ソロモン諸島でビブリオバトル: ぼくが届けた本との出会い』(子どもの未来社)
今日も元気に匂わせていく!!
3日目
『絶唱』
『告白』などで有名な湊かなえさんの著書。
彼女は青年海外協力隊としてトンガに赴任していた過去を持つ。
本書ではそのトンガを舞台に、人間ドラマが広がっていく。
彼女の青年海外協力隊時代を窺い知ることができる貴重な一冊。
湊かなえさんはトンガで読書にハマりまくり、その経験を活かして今の作家生活に至っているのだとか。
尊敬しかない。
●えっ?青年海外協力隊に関わる本が読みたいですって?
協力隊の経験をどっぷり書いた、僕の著書が5/12から発売になりますよ!
『ソロモン諸島でビブリオバトル: ぼくが届けた本との出会い』(子どもの未来社)
さりげなく匂わせられてますか?
4日目
『ビジュアル大年表 137億年の物語 』
宇宙が始まってからの137億年の歴史(最近は138億年って言われてるけど)を、イラスト年表にしたというロマン溢れる一冊。
横の「一般的なサイズの書籍」に比べ、すでに大きすぎて本棚に収まりませんが、広げると2.36mになるという、どう見たらいいのか悩む本。
それでも137億年が2mちょっとに詰まってるんだからお得ですよね(?)
●えーっ!?「一般的なサイズの書籍」が気になるだって!?
5/12から発売の僕の著書だよ!
『ソロモン諸島でビブリオバトル: ぼくが届けた本との出会い』(子どもの未来社)
「匂わす」って何なのかわからなくなってきました。
5日目
『星を継ぐもの 』
その発見は、人類に大混乱をもたらすに違いなかった。
ロンドンから招集されたヴィクター・ハントに知らされたのは、「月面で宇宙服をまとった5万年前の死体が見つかった」というものだった。
微生物学、文化人類学、言語学、地質学…あらゆる分野で大論争が巻き起こるが、調査の中でさらに驚愕の事実が明らかになる。
物理学者ハントとともに人類史を覆す大きな謎に挑む、SFの金字塔。
●あれ?もう匂わすのは諦めたのかな?と思ったそこのあなた!
説明文の頭文字をつなげると…?
『ソロモン諸島でビブリオバトル: ぼくが届けた本との出会い』(子どもの未来社)
よかったら『ソロビブ』も読んでください!🙇
6日目
『子どもと本 』
“わたしのような立場にいる者は、「子どもを本好きにさせるには、どうすればよいか」というお尋ねを受けることがよくあります。わたしの答えは、いつもきまっています。生活のなかに本があること、おとなが本を読んでやること、のふたつです。“(本書 p. 53)
著者の松岡享子さんは、財団法人東京子ども図書館を設立するなど、半世紀以上子どもと本の出会いの場を作り出し続けてきた。
司書の資格もなく、児童向けの活動の経験もないままソロモンで読書推進をすることになった僕にとって、本書はいつもお守りとして読み返す存在だった。
ビブリオバトルをソロモンで行ったのも、図書室の鍵を開け、本が身近にある状態を作りたい、と本書を読んで思ったからだ。
子どもたちが真剣に本を選ぶ様子や、物語の世界に入り込む眼の輝きが、ずっと瞼の裏に残っている。
●子どもと読書について、本書の次に読んでほしいのは…
『ソロモン諸島でビブリオバトル: ぼくが届けた本との出会い』(子どもの未来社)
匂わせと見せかけて、逆に堂々とつながりを書いていく新しい匂わせのカタチ。
7日目
ブックカバーチャレンジと腕立てチャレンジを一緒にやろうとしたら邪魔された動画です。 pic.twitter.com/MWByNE4jss
— 益井博史@『ソロモン諸島でビブリオバトル』 (@bibliohero) May 5, 2020
(ブログに動画を貼れなかったのでTwitterに載せたものを)
『ソロモン諸島でビブリオバトル 』
最終日!
この企画が流行っている中、僕だけ拙著の「匂わせブックカバーチャレンジ」をしていました。
太々しいチャレンジにお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました!
最後は匂わせじゃなくて、拙著の表紙をそのまま載せさせていただきます。
ソロモン諸島やビブリオバトル、青年海外協力隊に関心ある皆さま、手に取ってみていただければ幸いです!
あと、自著のカバーだけ貼るのが忍びなかったので、「プッシュアップチャレンジ」もついでにしておきました。
腕立て動画をアップするチャレンジらしいので、これもやりたい人はやってみてください!
腕が痛い!
感想
七日間テーマを決めて投稿する、ということ自体けっこう楽しい。
一番ネタとしてがんばったのが5日目、ネタ不足にあえいだのが6日目でした。
そして引くほど筋肉痛になりました。
皆さんのチャレンジも楽しみにしてます!